1/30

 

昨日はなかなか寝付けず、金縛りにもあって、結局昼まで寝てしまった。

 

精米に行くのに付き合って、と母親に言われていたので着替えて出かけたけど、精米機の上に鳩が一羽、ずうっととまっていて、怖くて怖くて出られなかった。重い米袋を母親一人で運ばせることになって、わたしは一体何をしてんのかなと思う。(ここで出かけるたびに鳩からまもってくれた元恋人を思い出し撃沈)

 

道端の鳩、エスカレーターでぶつかる誰かの固い肩、夜の池袋、聞き取れないナンパ、人混みでイヤリングを落として立ち止まる瞬間

 

いろんな瞬間をひとりで切り抜けていかなければならない。

 

お昼に冷凍パスタを食べて、フラニーとズーイを一気に読んだ。最後の怒涛の会話にしめつけられた。人は誰しも、人…等しく平等…誰が本物かどうかなど、決めつけることはやっぱりナンセンスだ(でも明らかに「こいつは違うだろ」って思うことはやっぱりあるね)。今は川上未映子「すべてはあの謎に向かって」を読んでいる。
「みんなが等しくかけがえのない一回性を生きているからこそ、どうじにそれらが等しく無価値にもなるのではなかったか」「わたしというものはほとんど無限に存在している/してきた人間の中の一例でしかないわけで、圧倒的なその感触を踏まえることからしか、わたしの唯一性は立ち上がってこないのではないか」と描いていて、そう、人は平等なのだけど、そんなに皆様を自動的に「個性化」し、美しく解釈する必要などどこにもないだろう、と思った。こうやって自分の「エゴ」を、きちんと見つめて、離さないで持っていたい。

 

漫画は一冊も読まなかったけど、やっとこサリンジャー読み終わっていいきもち。コナンのピアノ練習もちょっと進んだ。明日から仕事、いやだなあ。でも、サボンのヘッドスクラブ買ったから、ちょっとは頑張る。